商談が終わった瞬間、「今日も無事に終わった」と安心していませんか?
実は、営業は商談が終わってからが本当の勝負だと私は考えています。
どれだけ商談が盛り上がっても、その後のフォローが遅かったり内容が薄かったりすると、お客様の熱量は少しずつ下がってしまいます。
私も営業を始めた頃は、お礼メールを送ること自体が目的になっていました。
「本日はありがとうございました。」
「ご検討よろしくお願いいたします。」
そんな定型文を送って満足していたのです。
しかし、返信が返ってくることはほとんどありませんでした。
今振り返ると、お礼は伝えていても「次につながるメール」にはなっていなかったのだと思います。
現在は商談が終わると、移動中の電車や新幹線の中でChatGPTを開き、その日の内容を整理しています。
「お客様が一番興味を持っていたことは何だったか。」
「次回までに何を準備すると喜んでいただけるか。」
そんなことをChatGPTと一緒に振り返りながらメールを作るようになってから、以前より返信をいただける機会が増えました。
この記事では、40代営業マンの私が実際に行っているChatGPTを活用した営業フォローメールの作り方を紹介します。
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営業フォローメールの目的は「お礼」だけではない
営業メールというと、「商談のお礼」を伝えるものだと思われがちです。
もちろん感謝を伝えることは大切ですが、それだけでは少しもったいないと感じています。
私はフォローメールには、次の3つの役割があると考えています。
- 商談内容を整理し、お客様と認識を合わせる
- 次回までに行うことを明確にする
- お客様の熱量が高いうちに次のアクションへつなげる
特に法人営業では、商談後に社内で共有されたり、上司へ報告されたりすることも少なくありません。
そのため、メール自体が「議事録」や「提案内容の整理」として使われるケースもあります。
だからこそ、後から見返しても内容が分かるメールを意識しています。
昔の私は「送ること」が目的になっていました
以前の私は、商談が終わると急いでお礼メールだけ送っていました。
内容は毎回ほとんど同じです。
❌ 昔のメール
本日はありがとうございました。
ご検討よろしくお願いいたします。
ご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
もちろん失礼な内容ではありません。
しかし、お客様からすると「だから次はどうすればいいの?」という状態で終わってしまいます。
あるお客様から、「メールはもらったけど、その後どう進めればいいのか分からなかった」と言われたことがありました。
その一言で、私はメールの目的を勘違いしていたことに気付きました。
🧠 私の頭の中では、こんなことを考えています
商談終了直後
昔の私
「早くお礼メールだけ送ろう。」
今の私
「お客様は何に一番興味を持っていただけただろう。」
「社内へ共有するとしたら、どんな情報が必要になるかな。」
「次回お会いする理由をメールの中で自然に作れないかな。」
この考え方に変えてから、フォローメールは単なるお礼ではなく、「次の商談を始めるための準備」だと考えるようになりました。
ChatGPTは「送るメール」ではなく「伝わるメール」を考えてくれる
以前の私は、お礼メールを書くことに時間をかけていました。
文章を考えては消し、敬語が合っているか悩み、送信するまでに20〜30分かかることも珍しくありませんでした。
現在は、まずChatGPTへ商談内容を共有し、メールのたたき台を作ってもらっています。
その後、自分らしい言葉へ修正して送るようになりました。
「ゼロから書く」のではなく、「ブラッシュアップする」という感覚になったことで、メール作成の負担はかなり減りました。
私が実際に使っているプロンプト
私は法人営業です。
以下の商談内容をもとに、
営業フォローメールを作成してください。
条件
・丁寧な文章
・押し売りにならない
・次回につながる内容
・本日の商談内容を整理
・相手が社内共有しやすい
・200〜400文字程度
商談内容
(商談内容を入力)
次回予定
(次回アクションを入力)
私はこのプロンプトを基本形として保存し、商談内容だけを毎回入れ替えています。
出張中でもスマートフォンから数分でメールの骨子が完成するので、とても助かっています。
📩 ビフォー・アフター
❌ よくあるフォローメール
本日はお時間をいただきありがとうございました。
ご検討よろしくお願いいたします。
ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡ください。
⭕ ChatGPTで改善したメール
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
本日お話しした「店舗でのお客様対応の効率化」について、社内でご共有いただきやすいよう、要点を整理した資料を添付しております。
次回は導入後の運用イメージや費用対効果について、具体的な事例を交えてご説明できればと思います。
ご不明点などございましたら、お気軽にご相談ください。
同じお礼メールでも、「次に何をするのか」が書かれているだけで、お客様は行動しやすくなります。
ChatGPTとは「壁打ち」をする感覚で使う
私は最初の回答を、そのまま送ることはほとんどありません。
例えば、こんな追加の依頼をしています。
- もう少し柔らかい表現にしてください。
- 社長向けに簡潔にしてください。
- 担当者向けに親しみやすくしてください。
- 次回アポイントにつながる一文を追加してください。
- 件名も3パターン考えてください。
このように何度かやり取りを重ねることで、「自分ならこう書く」というメールに近づいていきます。
ChatGPTは完成品を作るAIというより、一緒に文章を磨いてくれる相棒のような存在です。
💡営業メモ
返信率が上がった理由は、文章ではありませんでした。
以前は「もっと丁寧に書けば返信が来る」と思っていました。
でも実際に変わったのは文章ではなく、「次に何をお願いするか」を明確にしたことです。
例えば、「資料をご確認ください」だけではなく、「次回は〇〇をご説明したいので、ご都合の良い日時を教えていただけますでしょうか」と書くようにしたところ、返信率が少しずつ上がってきました。
メールは終わりではなく、次の商談への橋渡しだと考えるようになったことが、一番大きな変化だったと思います。
営業ノウハウは、自分だけの資産になる
商談ごとにフォローメールを工夫していると、「どんな表現が返信につながりやすいか」が少しずつ分かってきます。
私はその気付きをChatGPTで整理し、このブログにも残しています。
一度言語化したノウハウは、自分自身の営業力を高めるだけでなく、将来の大きな資産にもなると感じています。
返信率を上げるために私が意識している3つのこと
営業フォローメールを書くとき、私は毎回次の3つを意識しています。
1. お礼だけで終わらせない
「ありがとうございました」だけでは、お客様は次に何をすればよいか分かりません。
私は必ず、「次回ご説明したい内容」や「準備する資料」など、次のアクションがイメージできる一文を入れるようにしています。
2. 商談内容を具体的に振り返る
「本日はありがとうございました」だけではなく、「店舗運営についてご相談いただいた件」など、商談内容を具体的に書くことで、「しっかり話を聞いてくれていた」という印象につながります。
3. 相手が返信しやすい形で終える
返信率を上げたいなら、「ご検討ください」で終わるより、「ご都合の良い日程を2〜3候補いただけますでしょうか」のように、相手が行動しやすいお願いを添えることが大切です。
営業チェックリスト
メール送信前に確認していること
- □ 商談内容が具体的に書かれている
- □ お客様が興味を持った内容を入れた
- □ 次回アクションを明確にした
- □ 添付資料に漏れがない
- □ 件名だけで内容が伝わる
- □ 誤字脱字を確認した
📩 私ならこう書きます
件名:
【本日のお礼】〇〇のお打ち合わせありがとうございました
本文(一部)
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
特にご相談いただいた「〇〇」について、社内でもご共有いただきやすいよう、関連資料を添付しております。
次回は導入後の運用イメージや実際の事例も交えながらご説明できればと思っております。
ご都合がよろしければ、来週○日または○日で30分ほどお時間をいただけますでしょうか。
📧 件名は意外と見られている
メール本文ばかり気にしていましたが、最近は件名にも気を配るようになりました。
ChatGPTへ「開封されやすい件名を5パターン作ってください」と依頼すると、さまざまな表現を提案してくれます。
例
- 【本日のお礼】〇〇のお打ち合わせありがとうございました
- 〇〇の件でご相談いただきありがとうございました
- 本日お打ち合わせ内容のご共有です
- 〇〇のご提案資料をお送りします
派手な件名ではなく、「何のメールか」が一目で分かる件名の方が、法人営業では安心感につながると感じています。
❌NG例 → ⭕改善例
❌ NG例
本日はありがとうございました。
ご検討よろしくお願いいたします。
⭕ 改善例
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
本日ご相談いただいた〇〇について、関連資料を添付しております。
ご確認いただいたうえで、次回は具体的な運用方法についてご説明できればと思います。
来週○日・○日でしたらお伺いできますが、ご都合はいかがでしょうか。
ChatGPTで文章を整え、MiriCanvasで資料も見やすくする
メールだけでなく、提案資料や比較資料を添付する場面も少なくありません。
私はChatGPTで文章を整えたあと、MiriCanvasで図やデザインを整えた資料を添付することもあります。
文章と資料の両方が分かりやすくなることで、お客様が社内で共有しやすくなると感じています。
よくある質問(FAQ)
Q. フォローメールは当日中に送るべきですか?
できれば当日中がおすすめです。商談内容をお客様が覚えているうちに送ることで、内容を振り返りやすくなります。
Q. ChatGPTで作ったメールをそのまま送っても大丈夫ですか?
たたき台として活用し、実際の商談内容や自分らしい表現に調整してから送ることをおすすめします。
Q. 返信が来ない場合はどうすればいいですか?
数日〜1週間程度空けて、追加資料や新しい情報を添えながらフォローメールを送ると、自然な形で再度コミュニケーションを取りやすくなります。
まとめ
営業フォローメールは、お礼を伝えるだけのメールではありません。
商談内容を整理し、お客様との認識を合わせ、次回の商談につなげる大切なコミュニケーションです。
私はChatGPTを使うことで、メール作成の時間を短縮できただけでなく、「何を伝えるべきか」を整理できるようになりました。
ぜひChatGPTを営業のパートナーとして活用し、次につながるフォローメールを作ってみてください。
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次回のAI営業術アカデミー第011回では、「ChatGPTで営業日報を効率化する方法」を紹介します。
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